自宅出産の流れ
妊娠中
助産師に会って、じっくり説明を聞きましょう。「何かあった時は、どうするのかな?」「わたしは自宅で産めるのかな?」それらの疑問にお答えしたり、他様々な説明を最初にします。「この助産師に依頼しよう。」そう決めるのは、しっかり説明を受けてからです。
妊娠中の健康診査は、自宅に助産師が訪問して行います。妊娠中を健康に過ごすために、また、安産に向けての体づくりのアドバイスもします。
ただし、前期・中期・後期のどこかで、医師の健診も受けます。自宅出産できない状況になった時などに受け入れてくれる病院に依頼します。妊娠経過が順調で37週になり、その病院の医師に自宅出産OKと言ってもらって、自宅出産に臨めるのです。
健康な方でも、いつ調子を崩すかわからないのが妊娠期間です。そのため、バックアップしてくれる医療期間と連携しながら妊婦さんと関わっていきます。
出産
分娩開始の徴候(陣痛や破水)があったら、助産師に連絡します。分娩の進行具合によっては、まだまだ家族だけで過ごすことになるかもしれません。陣痛が始まっても、散歩に出かけたり、洗濯物を干したりと日常生活を続けながら、機が熟すのを待ちます。そして、自分の思うままに体を動かし、好きな姿勢でお産を迎えます。
いよいよ出産、陣痛も強くなり、分娩が進行してくると、助産師2名でお手伝いします。
出産後
赤ちゃんが産まれ胎盤が出た後、2時間は助産師が付き添います。その間に、赤ちゃんの体重を計ったりして、産着を着ます。はじめておっぱいを吸うのもこの時です。まだまだ母乳は出ませんが、おかあさんの顔をじっと見つめながら、赤ちゃんは一生懸命おっぱいを吸います。きっと、おかあさんと赤ちゃんの至福のひとときとなるはずです。
2時間後、赤ちゃんとおかあさんに異常がないことを確認してから、助産師は帰ります。
翌日から5日間、毎日訪問して、赤ちゃんの沐浴や健康状態の観察、おっぱいのケアなどを行います。助産師は24時間ずっと一緒にはいないけど、いつでも連絡できます。
おっぱいのことなど、気になる事があれば、5日間をすぎても必要に応じて訪問します。
1ヶ月健診も自宅に訪問します。
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