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自宅出産体験記

自宅出産でよかったこと

2006年2月28日 佐藤 峰さん

佐藤さんと桜井2006年2月28日午前5時半、2800グラムの女児を桜井助産師の介助で出産しました。桜井さんが到着されてから約2時間半での出産、初産でしたが産後の経過もよく、自宅で産んでよかったなと思うことが多々ありました。忘れてしまわないうちに、以下にまとめてみます。

1. 臨機応変な対応でリラックスできたこと

まずよかったのは、自宅なので人に気を使わないで、リラックスできたことです。陣痛が始まってから何とか痛みを軽減しようと思って、パートナーと散歩してケーキを買いに行ったり、もっと痛くなってからはリズミカルな音楽にあわせて真夜中に腰を振ったり、お風呂に入ったり。とにかく自分でも思いがけないようなことをしたくなり、それを全部することが出来ました。また産むときも何故かトイレがいいのではないかと思い、桜井さんにお願いするとやってくださるとのこと、非常に産みやすかったです(もちろん、便器には滅菌シートを敷きました)。周りに気を使わずお産に集中することが出来たので、赤ちゃんの頭が回転しながら出てくる感じも実感できました。パートナーも病院だと持っていくものを用意したり、周囲に気を使ったりがあるので、非常によかったと言っています。

子ども

2. 生まれてきた子どもが落ち着いていること

子どもにとっても環境が変わらない、生活の匂いのするところに生まれてくるということは、負担が少ないように思います。子どもを産んだことのある友達が赤ちゃんを見に来て、やっぱり自宅出産の子は落ち着いているねと言っていました。個人差があるとは思いますが、大きな音がしても掃除機をかけていても泣かないし、とてもリラックスしているように思えます。

3. パートナーとお産とその後のプロセスを100%分け合えたこと

出産してから2週間くらいで(脳内麻薬のせいか?)自分が産んだと言う感覚はどんどん失われていくのですが、それでも一番はっきり覚えているのは、パートナーが、生まれたばかりの子どもと胎盤の入った洗面器を持ってトイレの横に、やや呆然として立っている姿です。それを思い出すと、彼が陣痛が始まってから今に至るまで、いつも一緒に居てくれているのだなという実感があり、家族としての絆が強いものになっていく実感があります。もちろんどこで産んでもそういう風に思うのでしょうが、お産はとってもプライベートなイベントなので、自宅という環境が、この実感にとても関係あるのだと思っています。

4. 自己管理能力と満足感

自宅や助産院で産むためには、医学的な安全性が満たされていなければいけないことはもちろんのこと、近代医療に頼らない分、あまり太らないようにする、栄養に気をつけるなどの、自己管理が必要です。はじめは楽なことではなかったのですが、そのプロセスで私は随分と健康になりました。そのことが「産まされたのではなく、自分で産んだ」という充実感にもつながっていると思います。

すべての人が自宅出産を出来るわけでないし、向き不向きもあると思います。でも健康で妊娠の経過が順調ならば、自宅出産をお勧めしたいなと思います。